夏本番、暑い日が続きますがいかがお過ごしでしょうか。
今週末、7月30日は「土用の丑の日」
どこも「うなぎ」をおすすめしておりますが、
「土用にうなぎ」は
平賀源内が 暑さで売り上げが伸びず困っていた鰻屋に
「本日土用の丑」と書いて張り出したところ、大流行した・・・
というのが一説にあるそうです。
そもそも、土用は 中国より伝わる陰陽五行説に基づき
この世のすべてのものを 木火土金水の5種に分類して
春は木、夏は火、秋は金、冬は水・・・と四季に分けました。
そして、残りの「土」は各季節の終わりの約18日間をあてはめました。
この期間を土用と呼ぶので、年に4回あります。
18日間のうち、「丑の日」が2度あることもあります。
夏の暑い時期ばかりが注目されていますが、一番寒さの厳しいころや、
台風など災害の多い季節でもあることから
「丑の日は災難が多い」と言われ、
「丑の日」に「う」のつく食べ物(うり、うどん、梅、鰻)や
丑の方角(北)を守護する玄武の色(黑)
を食べると厄除けになると言われています。
「う」がついて「黒い」
「うなぎ」はビタミンA・B群・D・Eなどが豊富で
夏バテや 疲労回復に効くとされ、
まさに、土用にぴったりの食材です。
で ・ す ・ が !!
今年もまた、あけぼの店からの提案です。
「う」がついて「黒いもの」
あけぼの特製「厳選牛重」
![_DSC0489_624](http://miyako-akebono.jp/wp-content/uploads/2016/03/DSC0489_624-300x199.jpg)
冷たい 焼きナスの冷製スープ。
焼きナスをベースに、
コラーゲンジュレやフランで
ひんやり とろとろの口当たり。
外の暑さを忘れる 清涼感たっぷりの一品目のあとは
牛肉の旨味と甘辛のたれが染みた
十六穀米の上に、
選び抜かれた厳選牛と
ローストビーフを
たっぷりと140g!!
さっぱりとした野菜小鉢とお味噌汁
ソフトクリームとアフタードリンクまでついて
コースと変わらぬ満足感を味わっていただけると思います。
うなぎに負けない栄養価。(と、張り合ってみる・・・)
むしろ、鉄分やビタミンB1はうなぎ以上の
牛肉で、この夏も元気に過ごしましょう!!
一日10食限定ですので、ご予約はお早めに。
一年中召し上がっていただけますが、
この土用にぜひ! というご紹介でした。
本日ご紹介するのは こちら。
![_DSC0460_624](http://miyako-akebono.jp/wp-content/uploads/2016/03/DSC0460_624-300x199.jpg)
夜の溶岩焼懐石コース から
「魚介の炙り寿司」
お客様がお好みのタイミングで焼いて
香ばしい やきたての味を味わっていただける
当店トップメニューのお魚料理です。
が・・・ いくら人気でも
そろそろ、ちがう楽しみ方を提案したい!
そうだ! さっと炙った ぱりぱりの海苔で
手巻き寿司を楽しんでもらいたい!!
と、新メニューを企画してみるも、
いくつかの課題が・・・
ミッション 1 お皿に置くだけでは、見た目に地味。
ミッション 2 各客室にかかる のれん
![DSC_0209 のれん](http://miyako-akebono.jp/wp-content/uploads/2016/07/DSC_0209 のれん-225x300.jpg)
スタッフが通るときにおこる風。
海苔にとっては 強敵なのです。
ここは気合で!!!
という わけにはいきません よね。
ミッション 3
季節がら、どうしようもない 湿気・・・
さぁ、本当のアイディアはここからです。
どうすれば、客席まで 海苔を飛ばすことなく
フロアスタッフが運べるか・・・
で、たどりついたのが この形。
![DSC_2799 のりたてのり](http://miyako-akebono.jp/wp-content/uploads/2016/07/DSC_2799 のりたてのり-e1468847011147-225x300.jpg)
微妙な角度は
お客様に美しく見えるように。
海苔の見栄えもよく、
しっかりホールドされてます。
できないではなく
どうしたらできるか考える。
お魚番長、ミッションクリア!
という 話のネタも楽しんで
召し上がってくださいね!!
7月の誕生石 「ルビー」と聞くと
「指環」と答えてしまう方は、
アラフォー世代。
・・・よりも上ですね。
ご存知 80年代の大ヒット曲ですが
7月の誕生石だけでなく、
40周年を祝う結婚記念の品でもあるのです。
「情熱」を象徴するルビーは
「元気をもたらす色」「信頼の色」だそうです。
おかげさまで、この夏40周年を迎え
![2016_7_al_hedder](http://miyako-akebono.jp/wp-content/uploads/2015/12/2016_7_al_hedder-300x92.jpg)
今季のお料理のテーマは「ルビー」
40周年の感謝をこめて、
お客様への変わらぬ思い、
歓びと感動を与えることを
スタッフの歓びとし、
これからも、都を愛していただけるよう
さらに、わくわく楽しい店づくりを
こころがけます!
40周年記念の企画
「ルビーの誓い」
夏の強い陽射し
キラキラと輝くようす
宝石箱を開けるようなワクワク感。
![_DSC0478_624](http://miyako-akebono.jp/wp-content/uploads/2016/03/DSC0478_624-300x199.jpg)
もっともっと、都を好きなっていただけますように。
そして、何度でも訪れたい場所でありますように。
冷凍、冷蔵技術や 輸送手段の発達で
日本全国 活魚を食べることができるようになったのは
ほんの ここ数十年のお話。
ほんとに、どんな山奥に行っても
海老フライや マグロのお造りが出てきますものね!
その昔・・・内陸部まで魚を運ぶことはとても大変でした。
夏の祇園まつりの ごちそうとして活魚を食べたい。
でも、京都までは運べない。
その点、鱧は生命力がとても強く、
京都へ運ぶ際、荷台から落ちた鱧がまだ生きていたことから、
「京都の鱧は 山で採れる」 と 言われたほどです。
鱧は 料亭などで出てくるので 高級魚といわれますが
その理由は 小骨が多く、
「骨切り」と言われる下ごしらえが必要だから。
一寸(約3cm)の鱧に、24~26本の包丁を入れるのですが
![2016_5_al_entree_624](http://miyako-akebono.jp/wp-content/uploads/2016/05/2016_5_al_entree_624-300x199.jpg)
慣れないと
魚肉がミンチ状になったり
細切れになったり…
技の見せどころ なのです。
栄養価も高く、初夏の京料理に欠かせない鱧を
今回は、ランチ、ディナーともに
前菜盛り合わせに加えました。
炭酸ガスを使って作る泡のソース
梅のエスプーマを添えて
ふんわりやさしい 口当たりに仕立てました。
初夏の企画は 7月5日まで。
ぜひぜひ この機会に 召し上がってくださいね!