新年あけましておめでとうございます。
皆様よいお年をお迎えになられましたか?
お正月といえば、欠かせないおせち料理。
家内安全や家族の健康、開運招福、不老長寿、
商売繁盛、はたまた立身出世、富と繁栄・・・
並べてみると、けっこう欲張りなお願いばかりですが
さまざまな食材に ありったけの願いを込めて
食卓に並べられているのです。
成長過程で名前が変わることから
出世魚 と、縁起を担いだブリもそのひとつ。
この時期、脂ののったブリは格別ですよね。
お刺身、塩焼き、照り焼き、あら炊き、粕汁と
一匹のブリから幾通りものお料理ができるし
なにより美味しいから。
都あけぼの 懐石コースの中で
炙り寿司 として、召し上がっていただけます。
さっと炙って、柚子風味のシャリに合わせてどうぞ。
同じく、出世魚とよばれるボラの卵巣からつくられる
「カラスミ」
ボラも成長過程で名前が変わり幼魚である「おぼこ」は
幼いという意味で一般的につかわれていますし、
成長した「とど」は
もうこれ以上大きくならないボラにかけて
「とどのつまり」・・・結局とか いきつくところ
という慣用句でつかわれております。
はい、話それました・・・
この「カラスミ」
日本の三大珍味のひとつと言われていますが、もともとは
古代イタリアの保存食。
中国から日本にわたり、日本でも作られるようになりました。
唐から来た墨(昔のからすみは黒ずんでいたそうです)に似ているから
「カラスミ」
冬めぐり というテーマで、今回は日本ではなく、
地中海のサルデーニャ島のボッタルガ(カラスミ)を使っています。
もうひとつは 大根の浅漬けとともに。
同じ素材で、違う味わいの楽しみ。
和と洋の食べ比べる楽しみ。
ぜひ 味わっていただきたいので
ご紹介いたしました。
それでは、
本年もどうぞ よろしくお願い申し上げます。