何かと おめでたいことが多い春。

お祝いのごちそうといえば、やっぱり「鯛」

 

「めでたい」の「たい」を「鯛」にかけ
さらに、赤い色が「祝儀の色」だとして
七福神の恵比寿様も鯛を釣りあげた姿をしています。

 

都 あけぼのでは 春のお料理に

「マダイ」「アマダイ」「マトウダイ」と

ご用意しております。

どちらも 「タイ」ですが

 

・・・・実は

 

アマダイもマトウダイも 「鯛」とは違うお魚。

アマダイはスズキ亜目 キツネアマダイ科、
横顔が頬被りした尼僧に似ているから尼鯛。
もしくは、肉に甘味があるから甘鯛。

 

そして、マトウダイはマトウダイ目マトウダイ科。

体に弓の的のような模様があることから的鯛。
または、頭の形が似ているから「馬頭鯛」と漢字があてられています。
体が扁平・大型・赤っぽい体色・白身・・・
など、鯛の特徴を持つお魚は 「おめでタイ」ことに
「あやかりタイ」 として
「〇〇タイ」と名のつくものは 200種以上もいるそうです

 

余談ではありますが、ここ備後地方でよく食べられている
「ネブト」は「テンジクダイ」。

「〇〇タイ」の逆もあるのですね。

 

 

春の企画  おもてなしコースは

 

マトウダイと海老真丈のべっこう餡

   春野菜と合わせて、酢橘の香りもさわやかに 

   餡の口当たりの優しい一品です。

 

 

そして、歓びコース

  アマダイの溶岩蒸し

 

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溶岩で蒸すことにより、
 ふんわりとやわらかなアマダイと
 隣県 笠岡の幻紫菜という岩海苔と桜えびで
 磯の香りいっぱいの仕上がりです。

 

 

 

 

「おめでタイ」ことがなくても

「食べタイ」 お魚料理の紹介でした。

しらき