昨日の「立春」から「立夏」までが暦の上では「春」
一年の季節は 「春」から始まるとされるので
「夏も近づく八十八夜」などはこの「立春」が起算日です。
そして、この日から一日の最高気温の合算が540℃に達すると
桜の開花予想日になるそうです。
とはいえ、まだまだ寒さの残る季節。
着るものを更に重ねることから「きさらぎ・着更着」とも。
エアコンや温水器の無かった時代ほどではないけれど、
どこかに「春の兆し」を見つけるとうれしくなりますね。
あたたかな春の陽射しが待ち遠しい二月。
そんな思いをお料理に・・・
ディナータイムの前菜
「新春の芽吹き 冬から春へ~」
器いっぱいに敷いた
グリーンマスタードと
春菊のソースは 芽吹きの色
春を告げる魚
魚偏に「春」と書く鰆
この時期がおいしい白子
旬の肴に 合わせて盛り付けたのは
芽を出したばかりのようなミニアスパラ
マリネとムース
食感を変えて味わうカリフラワー
春の野に一面に咲く菜の花
豆乳の泡で雪解けを
おからやトビコで 雪と花びらを描きました。
冬から 春へ
季節の移り変わりを
一枚のお皿の上に表しています。
「春の兆し」
お料理からも感じていただけますように。
しらき