昨日は七草粥の日。
せり、ナズナ、ゴギョウ、はこべ、ホトケノザ、スズナ、スズシロの七種
春の七草と呼ばれていますが、季節は昨日小寒にはいったばかりの真冬です。

この小寒から、大寒、立春までの一か月が一年でもっとも寒い時期と言われているのに、
「春」という言葉がつくのは、 中国の暦で『冬至を境に太陽が生まれ変わり、
季節が新しくめぐってくるから』

あたらしい春、つまり「新春」という意味だそうです。

 

都あけぼの  1月7日から
「新春の企画料理」~春の兆し~ です。
 

お昼おまかせのコース
teてまりずし 二種

まずは、寒鰆と槍イカの手毬寿司から

 

イカの食感と、脂ののった寒鰆のおいしさを
一口で味わって頂けるお寿司です。

蕪の葉やイクラ、カラスミのパウダーで 小さくても存在感のある食べ応えです。

 

寒ブリのコンフィ
前菜:寒ブリのコンフィ サラダ仕立て~
お正月といえば、出世魚のブリ。

お刺身に飽きてしまった方にも、おいしく召し上がれる
しっとりとしたコンフィです。

生ハムで巻いたブリ、
リンゴのソースでさっぱりといただくブリ
胡麻油の香りとバーニャカウダでいただくブリ。

ドライ仕上げのキンカンや、スモークした根菜、赤ワイン煮のごぼうなど、

添えられたお野菜にも手をかけ、春らしい華やかな前菜です。

 

 

DSC_1715 白菜ポタージュ
スープ:白菜のポタージュ 柚子の香り

寒い日は温かいスープがうれしいごちそう。

とろりとしたフランの食感と柚子の香り。
大き目にカットしたジャガイモの 食感を
ふうふうしながらどうぞ。

じんわり、ほっこり。
お腹の中にもあたたかな春が届きます。

 

 

DSC_1722 たいの蕪蒸し
魚料理:鯛の蕪蒸し   

 目をひくのは、北寄貝の鮮やかな色。

新春にふさわしく おめでたい「鯛」を
ふんわり蕪で包みました。
ボンゴレの餡と、とろろ昆布で
優しい口当たりに仕上げています。

 

 
アップルパイのミルフィーユ
最後のお楽しみ デザートは
アップルパイミルフィーユ仕立て
見た目はミルフィーユにしか見えないけれど アップルパイ。

パイにはシナモンを振って、
カスタードクリームとリンゴのコンポートをのせました。

マスカルポーネを包んだクレープの食感、クリームチーズとベリーのソースで味わいも広がります。

ちょこんとのせた あまおうのアイスが春の香りを運んでくれるデザートです。

 

 

 

ディナータイムは

前菜: 新春の芽吹き ~冬から春へ~

前菜アップ
器いっぱいに敷かれた
春菊とグリーンマスタードのソース

鮮やかな緑色は 春の新芽の色。

カリフラワーのムースを土台に
冬の味覚と春の食材を華やかに盛り付けました。

白子や雲丹 菜の花やミニアスパラ、
雪をイメージしたおから、
豆乳の泡
花を散らしたようなトビコ。

雪解けから芽吹きへの季節を一皿で感じていただけます。

 

 

白菜ポタージュとフォアグラ味噌のあとは

DSC_1727 炙りずし三種 きんめ ぶり いか

魚料理:炙り寿司三種
やりいか、キンメダイ、寒ブリの三種を炙って、
お寿司に仕立てて召し上がっていただきます。

それぞれのネタに合わせて
すだちと塩、有馬山椒のたれ、ミカンを加えたり…と

シャリと薬味にも ひと手間加えました。

さぁ、どれからいただきましょう?

って、楽しい悩みになりそうですね。

 

 

お料理の中に見つける『春の兆し』
ひとあし先に 見つけにいらしてくださいね。

しらき