さわやかな秋晴れの候
秋のブライダルシーズンを迎えました。
(写真はMiyako Weddingより )
ブライダルシーズンは
つまり結婚記念日のシーズンでもあります。
「今日がちょうど30周年なのよ。」
少し照れながら教えてくださったK様
新婚旅行から帰ってきて 初めての食事が
旧あけぼの店、当時オープンしたばかりの「ステーキハウス都」
それから、毎年記念日を当店で迎えてくださっています。
「年に一度 こうやってステーキを食べに来たいねって。
何年もつだろう・・・なんて言いながら、今年も来れました。」
「あのころはねぇ、ここでステーキを食べるって 憧れてたんですよ。」
ご主人も懐かしそうに話しはじめました。
奇しくも お子様のお誕生日が結婚記念日と重なり
いつも お子さまのお誕生会でお祝いしていたのですが、
お子さまが独り立ちされてからは。お二人でお祝いされているそうです。
記念のプレートだけ ご紹介
「去年は、ちょうど改装の時期で 来れなくて・・・
やっぱり、ここでお祝いできるのが いちばんよね。」
「そうそう、この場所でちゃんとお店が続いてるから 来れるんだよ。
お店がつぶれたりして 二人の思い出の場所が無くなったら、
毎年お祝いなんてできないからねぇ。 頑張ってよ!」
と、逆にお客様から 励ましていただきました。
O様は、結婚50周年。
金婚式の記念で ご来店でした。
長続きの秘訣は? ってお伺いしたら
「仲がええように 見える?
思っとること言うたら ケンカになるんよ。」 (笑)
と、ご主人。
でも、勝率100%で奥様の勝ち!
それで ええ。
「え、それでいいんですか?」
「男はな、外で威張っとるんじゃけぇ、 家の中では
やられっぱなしでええんよ。」
いや、ここであんまり言ってしまうと 帰ってからコワイなぁ。。。
そう、奥様のほうを見て ニヤリw (^m^)
いつも 人の食事を作るばっかりじゃなくて
作ってもらう食事もよかろう と、お二人仲良くランチ。
さすが 半世紀ともに過ごされたご夫婦です。
話される一言が 深いです。
そして、今日は 亡くなったご主人のお誕生日だから。。。と
お食事に来られたM様。
最近 寂しくて泣いてばっかりだから・・・と、
婿様が ご主人にかわって
メッセージとサプライズの花束を
今度は うれし涙で泣きながらのデザートタイムです。
優しかったご主人の想い出や、
日々のご家族の思いやりをお話してくださいました。
お届けした私も じ~~~~ん(泣)。
ご来店くださるお客様 それぞれに語ってくださる
大切なご家族の物語。
たくさんの ご家族が 笑ったり 泣いたり
もう一つの我が家として、
大切な人に ありがとうを形に変えるお手伝い
いつまでも この地でお客様を迎えたいと思います。
しらき