昔話の「一寸法師」 はちいさな男の子のお話。
どのくらい小さい? 「寸」は親指の幅が元になっていて 約3㎝。
「3センチ法師」 う~ん・・・  やっぱり「一寸」でしょ。


昭和33年以降、法律上では「メートル法」が基準ですが、
大工さんや和裁では現代でも使われる長さの単位です。
慣用的に、「寸志」 「寸暇を惜しむ」
「寸前」 「寸止め」 などは よく使われている言葉ですね。

 

少々、説明が長くなりましたが
ここからが、本題  「夏の八寸」

DSC_0801 夏の八寸

八寸とは、その名の通り八寸(24㎝)の器
をつかった  前菜の盛り合わせ。
現代では、このサイズに関係なく、
単に前菜の盛り合わせを指すこともあります。

もともとの語源は、茶の湯千利休が
京都洛南の八幡宮の神器から
ヒントを得て作ったといわれるもので

八寸角の杉のへぎ木地の角盆のことでした。

ディナーでは、この八寸に
酒の肴になるような、海の幸、山の幸を
美しく盛り込みました。

 

 

まずは、ハモの手まり寿司 

DSC_0811まもの手毬寿司 シャリ-thumb-180x240-4178

京料理では欠かせない
夏の魚 ハモです。

大葉とハーブのさわやかなシャリに
ハモと梅肉ジュレ。
しっかりと骨切りされたハモは
花開いたように 華やか。

淡泊で上品な手まり寿司です。

 

 

 

帝釈シャモの酢味噌かけ

DSC_0805 しゃもコンフィ-thumb-170x226-4184

 自然いっぱいの帝釈峡で
 添加物を使用しない飼料と
 長期間(通常の約3倍)飼育で、
 肉質の締まったシャモを
 ゆっくりと火入れしました。
 まろやかな酸味と マスタードの辛味
 フォアグラテリーヌを削って香りをつけた
 ジューシイなコンフィです。

 

 

 

豆腐のムース

豆腐のムース アップ-thumb-170x226-4180

やさしい口当たりのムースは
お豆腐にすり身を加えたもの。
ウニを添えた ちょっと贅沢な一品。

昼間の暑さで お疲れの体をいやし、
元気を回復してくれるクエン酸。
酢橘あんと青柚子の 柑橘のチカラです。

 

 

 

 

夏野菜の揚げ浸し

揚げ浸し ジュレのせ

なすや、ズッキーニ、トマトを揚げて
お出汁に漬け込みました。

仕上げに
きーんと冷たい 出汁氷を少々。

夏ならではの 小鉢です。

 

 

 

 

八寸から はじまるコース
〆のお食事は 季節のお茶漬け をご用意いたします。

お茶漬け アップ-thumb-200x266-4189緑茶で炊いたごはんに
さっと炙った白身魚
切り干し大根の梅酢漬け、
ゴマの風味と辛みがアクセントの
ルッコラセルバチカを浅漬けにして
柚香がふんわり包み込む
お茶漬けです。

お肉を楽しんだあと欲しくなる
「ちょっとさっぱりしたもの。」

 

塩味、酸味、苦み、甘味、
そして 
炒り米を加えた香ばしい
お出汁のうまみが加わって・・・

なんだか懐かしく、
ほっとするおいしさの お茶漬けです。

 

「もうひとつの我が家」 で、
夏の夜、ちょっと くつろぎの時間はいかがでしょうか?

 

しらき