昨日の「立春」から「立夏」までが暦の上では「春」

 

一年の季節は 「春」から始まるとされるので
「夏も近づく八十八夜」などはこの「立春」が起算日です。

そして、この日から一日の最高気温の合算が540℃に達すると
桜の開花予想日になるそうです。

とはいえ、まだまだ寒さの残る季節。
着るものを更に重ねることから「きさらぎ・着更着」とも。

エアコンや温水器の無かった時代ほどではないけれど、
どこかに「春の兆し」を見つけるとうれしくなりますね。

 

あたたかな春の陽射しが待ち遠しい二月。

 

そんな思いをお料理に・・・

ディナータイムの前菜
「新春の芽吹き  冬から春へ~」

2015_1_a_entree_624器いっぱいに敷いた
グリーンマスタードと

春菊のソースは 芽吹きの色

春を告げる魚
魚偏に「春」と書く鰆
この時期がおいしい白子

 

旬の肴に 合わせて盛り付けたのは

芽を出したばかりのようなミニアスパラ

マリネとムース 
  食感を変えて味わうカリフラワー

春の野に一面に咲く菜の花

 

豆乳の泡で雪解けを

おからやトビコで 雪と花びらを描きました。

冬から 春へ

季節の移り変わりを
一枚のお皿の上に表しています。

 

「春の兆し」 

お料理からも感じていただけますように。

しらき